請求金額が0円になる場合に請求書の発行は必要か
取引の過程で、請求金額が0円になることが稀にあります。
そういった場合、金額が0円であっても請求書は作成しなければならないのでしょうか。
請求金額が0円のときの、請求書発行の是非について説明します。
請求金額が0円になるケース
請求金額が0円になるケースは、いくつか考えられます。
例えば、取引先と双方の請求金額を相殺するときや、前月の請求残高が当月入金されて0円になる場合です。
より身近な例を挙げると、クレジットカード会社などでキャッシングを利用した際、請求金額0円の明細が届く場合があります。
0円の請求書は必要か
0円の請求書は「発行してもしなくても、どちらでも構わない」というのが結論です。
ただし、請求金額が0円の請求書は「支払いの義務がない」ということを証明する役目もありますので、相手方が取引の経緯を確認できるように発行を希望する場合は、0円の請求書を作成するようにしましょう。
また、0円だからといって金額を空欄にするのはNGです。
改ざんや不正のリスクが高まります。
0円の請求書を発行する場合、どうして請求金額が発生しないのかが一目で理解できるよう、分かりやすく備考欄などに記載することが大切です。
まとめ
請求書が0円になるケースは頻繁に起こることではありませんが、請求書発行の一つのパターンとして頭に入れておくといいでしょう。