請求書の備考欄に記載する事項は何か
請求書のフォーマットにも、いろいろと種類があります。
中には、下部に備考欄を設けているものありますが、ここには何を記載すればいいのかご存知でしょうか。
請求書の備考欄を使用するときの記載事項、ポイントをまとめてお伝えします。
請求書の備考欄には振込先や手数料について記入
備考欄には、振込先の銀行口座の情報を明記します。
具体的には、銀行と支店、口座番号、銀行口座名義(カタカナ)も間違いのないように記します。
銀行コードや支店コードまであると、より親切です。
もし、いくつかの口座から振込先を選んでもらう場合も、同じように支払に必要な項目を書いておきましょう。
また、振込手数料をどちらが負担するかについても備考欄に記載します。
支払をする側が手数料を負担するのが慣例ではありますが、どちらが負担するのかを曖昧にするとトラブルのもとになります。
「恐れ入りますが、振込手数料はご負担くださいますようお願い申し上げます」や「誠に勝手ながら、振込手数料は貴社にてご負担ください」といった一言を添えておくといいでしょう。
備考欄と但し書きは違うもの
備考欄と似たようなものに、但し書きがあります。
しかし、備考欄と但し書きでは役割が違います。
備考欄は、参考にすべきことや補足を書くときに使う一方、但し書きはある一定の条件などを示す場合に使われます。
領収書には、よく「〇〇代として」といった但し書きがあります。
これは、何に対する取引であったかを詳(つまび)らかにするためのものです。
しかし、請求書には既にサービスや商品名、品目などが明記されていますので、請求書に但し書きは必要ないと覚えておきましょう。
まとめ
請求書の備考欄はあくまで補足です。
備考欄が無くても、支払いに必要な情報が請求書内に網羅されていれば問題ありません。
しかし、備考欄に振込先情報や手数料をわかりやすく記載することで、支払はよりスムーズに行われるでしょう。
丁寧な請求書は、相手方にも好印象を与えます。ぜひ、備考欄を活用してみてください。