RICOH Cloud OCR for 請求書の料金や評判を詳しく解説
大手複合機メーカーのリコーが手掛ける「RICOH Cloud OCR for 請求書」は、AIによって業務の効率化をはかるクラウド型ソリューション「RICOH Cloud OCR シリーズ」のひとつとして、2019年1月にスタートしました。
RICOH Cloud OCR シリーズは請求書のほか、クラウド型AI帳票認識OCRソリューション「RICOH Cloud OCR for 納品書」を提供しています。
RICOH Cloud OCR for 請求書の特徴
帳票解析と画像処理技術に長けたAIが請求書を自動抽出
RICOH Cloud OCR for 請求書は、リコーが複合機で培ってきた技術を活かし、請求書のデータを正確に読み取れることが強みです。
請求書は、スキャンするかクラウドにアップロードします。
異なるフォーマットの請求書であっても、事前の帳票定義は必要ありません。
請求書画像の歪みを補正し、データ化に不必要な社印などを取り除くといった技術は、大手複合機メーカーならではです。
高精度なAIにより、請求書の基本情報を自動で認識し、一括でデータ化してくれます。
データ化された請求書の情報はCSV形式で出力され、会計システムや銀行の支払いシステムに連携できるため、これまで手入力で時間がかかっていた業務を削減できるでしょう。
また、システムを利用するうえで不明点があっても、専任のサポートスタッフへの問い合わせが可能です。
サポート体制が充実しているので、安心して利用できます。
BPOサービスの利用で人の目による修正・確認が可能
AIによる自動抽出では、請求日や請求書番号、請求元会社名、請求金額合計(税込・税抜)など基本的な項目をデータ化します。
加えて、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを利用すれば、人の目によって請求書の修正・確認が可能です。
AIだけでは読み取ることができない、商品名や数量、単価といった明細情報まで反映してくれます。
BPOサービスは、受付から2営業日程度で開始できます。
OCRの結果に人的チェックを加えて補正することで、データ化結果の精度をさらに高められます。
RICOH Cloud OCR for 請求書の料金表
RICOH Cloud OCR for 請求書の料金は、処理枚数とBPOサービスを利用するかどうかによって異なります。
導入や設定の具体的な費用は、販売担当者への確認が必要です。
無料トライアルは、申し込みから1週間程度で利用できるようになります。
トライアルは請求書100枚まで、または申し込み月の翌月末までです。
この間も専任のサポートスタッフに問い合わせが可能となるため、操作に困ったときでも安心です。
項目 | 料金 |
---|---|
初期費用 | 非公開 |
月額基本料金(100枚コース) | 15,000円 |
月額基本料金(200枚コース) | 25,000円 |
月額基本料金(500枚コース) | 50,000円 |
月額基本料金(100枚コース+BPOサービス) | 30,000円 |
月額基本料金(200枚コース+BPOサービス) | 50,000円 |
月額基本料金(500枚コース+BPOサービス) | 100,000円 |
データ化料金(100〜500枚コース) | 100円〜150円/件(枚数によって変動) |
データ化料金(100〜500枚コース+BPOサービス) | 200円〜300円/件(枚数によって変動) |
データ化にかかる時間 | 非公開 |
無料トライアルの有無 | 可能(100枚までまたは申込の翌月末まで) |
公式サイト | 公式サイトを見る |
RICOH Cloud OCR for 請求書のサービス対応範囲
RICOH Cloud OCR for 請求書は、請求書をスキャンするかファイルをアップロードすることで、データ化が可能です。
しかし、紙の請求書の受取やスキャン代行サービスは提供していないため、担当者が行わなければなりません。
基本プランは、AIによる主要項目のデータ化のみです。
一方、オプション料金を支払ってBPOサービスの申し込みをすれば、人の目による補正が行われるとともに、明細の入力まで対応してくれます。
また、会計ソフトや銀行の支払いシステムに連携しているので、経理業務のスピードアップをはかれます。
ただし、仕訳データは自動生成されないため、手作業が残ります。
項目 | 有無 |
---|---|
請求書の受取・スキャン | – |
AI OCRのみのデータ化 | ○ |
オペレーターによる二重チェック・修正 | △ |
支払データ生成 | ○ |
仕訳データ生成 | – |
会計ソフトへの連携 | ○ |
RICOH Cloud OCR for 請求書の評判・クチコミ
信頼と実績のあるRICOHさんのサービスなら安心感がありますし、社長への導入プレゼンもしやすいので具体的に考えられます。
複合機で馴染みの深いリコーさんなので、入り口としての信頼度は高いように思います。ただ、動画などがないのでいまいちイメージがしにくいかもしれないです。
RICOH Cloud OCRはさすがだと思います。経理業務のリモートは、扱うものがお金ということでデリケートな部分でした。しかし、こちらのサービスは「人の目」を入れることで、ユーザーの不安も払拭される利点があります。どうしても信用しきれないところがあり、支払いのミスを疑ってしまうのですが、人の目が入っているので安心できます。また、サポートも充実しているようですので、心強いサービスだと思います。
RICOH Cloud OCRはBPOサービスが良いと思います。やはりお金に関することなので、人の目が最後は大事になってくるように思うからです。
RICOH Cloud OCR for 請求書はAIが請求書や伝票をテキスト化してくれるので、請求書の送り主は今まで通りの処理でできるのでいいと思いました。
RICOH Cloud OCRは、クラウド型のシステムで、月額が安いことがメリットであると思います。また、OCR認識のみではなく人の目も活かしているというのも好印象です。
まず、RICOHと言うブランドの安心感があります。流行りのAIと言うワードも好印象です。
RICOH Cloud OCRは、有名なメーカーのサービスだけあって安心感があります。しかし他同様のサービスに比べて説明が少ないように感じました。
RICOH Cloud OCR for 請求書は、AIが請求書も納品書も入力してくれるので、作業時間がかなり短縮できるソフトだと思います。クラウドサービスなので初期投資がかからず仕事に取り入れてみたいサービスです。
RICOH Cloud OCRでは活字のみの対応で、手書き文字が読み取れないため、請求書業務を網羅することは難しそうです。また、連携可能な会計ソフトがかなり少ないのが心許ないと感じました。対応可能なソフトとリコー製の複合機があれば、メリットはあるかもしれません。
何でも新しいことを始めるのは不安材料がつきものです。RICOH Cloud OCRはトライアル期間で試験的に導入できるので、どうかなと思っている段階で気軽に始められるのは大きなプラス材料だと思います。
RICOH Cloud OCRは請求書や納品書をCSVなどの文字データ化してくれるサービスです。機能が絞られているので運用フローに組み込みやすいと思います。
RICOH Cloud OCR for 請求書を含めた受取請求書データ化サービスの比較
オペレーターあり | invox | Bill One | RICOH Cloud OCR for 請求書 |
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初期費用 | 0円 | 非公開 (スモールビジネスプラン無料) |
非公開 |
月額基本料金 | 980円〜29,800円 | 10万円〜 (スモールビジネスプラン無料) |
1.5円~10万円 |
データ化料金 | 50〜100円/件 | 非公開 (スモールビジネスプラン無料) |
100円~300円/件 |
データ化の時間 | 数分〜 | 数時間 | 非公開 |
無料トライアル | 可能 | 非公開 | 可能 |
オペレーター確認 | あり | あり | あり |
オペレーターなし | sweeep | スマートOCR 請求書 | バクラク請求書 |
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初期費用 | 0円~ | 10万円〜 | 非公開 |
月額基本料金 | 3万円~10万円 | 3万円〜 | 3万円〜 |
データ化料金 | 100円〜300円/件 | 枚数によって変動 | 〜100円/件 |
データ化の時間 | 数秒 | 数分 | 数秒 |
無料トライアル | 可能 | 可能 | 可能 |
オペレーター確認 | なし | なし | なし |