コンカーインボイスの料金や評判を詳しく解説
コンカーインボイスは、株式会社コンカーが2013年から日本語版を提供する請求管理サービスです。
当初、通信費や消耗品費、水道光熱費など「間接費」の請求書から支払処理を行うことを目的にスタートしました。
コンカーインボイスの特徴
請求書から支払に必要な情報をAI OCRで自動入力
SAP Concur App CenterでAI OCR機能「Remota」を追加すると、メールやオンラインストレージからアップロードした請求書の画像をAI OCRで自動入力し、コンカーインボイスにデータ連携できます。
また、インフォマート社の「BtoBプラットフォーム請求書」と連携して、電子化されて届く請求書をコンカーインボイスにそのまま取り込むことも可能です。
請求書がデータ化されることで人の手による入力業務が減り、請求書のペーパーレス化が実現します。
外出先であってもスマートフォンやタブレットでいつでも承認できるワークフローや、二重払い・金額超過などをチェックしてアラートがあがるなど、ガバナンス強化を実現できる機能も備わっています。
発注書・領収書・請求書を照合するスリーウェイマッチング機能
これまで、発注書・領収書・請求書の突き合わせは人の目で行われてきました。
しかし、コンカーインボイスは「スリーウェイマッチング」と呼ばれる機能で、請求書の照合を自動化できます。
対応する請求書や発注書の項目、領収書のデータを照合し、一致したデータを抽出して会計システムやERPに送ります。
さらに、コンカーインボイスは経費データを可視化して分析する能力に長けています。
適切なデータを蓄積することで支出の傾向を読み解き、会計ソフトだけでは難しい「経費の見える化」ができます。
分析レポートは、200以上の標準レポートに加え、カスタムレポートの作成も可能です。
自動更新されたレポートから、経費の状況をリアルタイムで確認でき、無駄なコストの削減につながります。
コンカーインボイスの料金表
コンカーインボイスを利用するための初期費用、月額基本料金、トライアルの有無は開示されていません。
製品詳細や料金を知るには問い合わせが必要で、資料請求は無料です。
コンカーインボイスの公式サイトには、サービス内容を紹介する動画や体験デモが用意されています。
コンカーインボイスの特徴が分かりやすくまとまり、具体的な操作画面を見られるので、導入後のイメージがしやすいでしょう。
項目 | 料金 |
---|---|
初期費用 | 非公開 |
月額基本料金 | 非公開 |
データ化料金 | 非公開 |
データ化にかかる時間 | 非公開 |
無料トライアルの有無 | 非公開 |
公式サイト | 公式サイトを見る |
コンカーインボイスのサービス対応範囲
コンカーインボイスは、SAP Concur App CenterでAI OCR機能「Remota」を追加すればAI OCRによる請求書のデータ化が可能です。
オペレーターによる補正はありませんが、入力代行サービスが用意されています。
手作業の手間を減らし、入力エラーを排除したいという方に便利です。
加えて、支出カテゴリー別の自動仕訳、ERPや会計システムとの連携が可能です。
一方、支払データの作成、請求書の受取やスキャン代行サービスは実施されていないため、自社で担う必要があります。
コンカーインボイスは多言語・他通貨に対応しているのが強みです。
支店や支社が日本国外にある場合でも、安心して利用できるでしょう。
操作方法のトレーニングや問い合わせ対応、顧客のニーズにあった分析レポートの作成など、さまざまな支援サービスも充実しています。
項目 | 有無 |
---|---|
請求書の受取・スキャン | – |
AI OCRのみのデータ化 | △(Remotaの追加が必要) |
オペレーターによる二重チェック・修正 | △(入力代行サービス) |
支払データ生成 | – |
仕訳データ生成 | ○ |
会計ソフトへの連携 | ○ |
コンカーインボイスの評判・クチコミ
コンカーインボイスは、モバイルアプリまであるのが便利だと思います。多言語対応もしていてグローバル企業に向いていると思います。
グローバル対応なのがコンカーインボイスと他サービスの異なるところです。大きな会社向けだと思います。いつまでも紙を使っているのは時代に合っていないのだと痛感しました。
コンカーインボイスは、SAPの導入企業であれば連携が楽なので入れると思いますが、SAPを導入していない場合はあまり入れる理由がないと思います。
コンカーインボイスは、国際取引があるような会社や業務フローにも対応するシステムだと思います。OCRなどの技術より業務面に重点を置いているサービスだと思います。
コンカーインボイスはこれまでの請求書管理における問題、さらなるデータ活用に重きを置いていて、請求書処理によって実現できる分析関連(レポートや意思決定に必要なKPIを網羅したダッシュボード、キャッシュフローの見える化)など付加価値がある点がよいと思います。
コンカーインボイスは、モバイルアプリを使って外出先からもスマートフォンで作業ができるのがよいと思います。外国の企業との取引にも便利だと思います。
コンカーインボイス以外の受取請求書データ化サービスの比較
オペレーターあり | invox | Bill One | RICOH Cloud OCR for 請求書 |
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初期費用 | 0円 | 非公開 (スモールビジネスプラン無料) |
非公開 |
月額基本料金 | 980円〜29,800円 | 10万円〜 (スモールビジネスプラン無料) |
1.5円~10万円 |
データ化料金 | 50〜100円/件 | 非公開 (スモールビジネスプラン無料) |
100円~300円/件 |
データ化の時間 | 数分〜 | 数時間 | 非公開 |
無料トライアル | 可能 | 非公開 | 可能 |
オペレーター確認 | あり | あり | あり |
オペレーターなし | sweeep | スマートOCR 請求書 | バクラク請求書 |
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初期費用 | 0円~ | 10万円〜 | 非公開 |
月額基本料金 | 3万円~10万円 | 3万円〜 | 3万円〜 |
データ化料金 | 100円〜300円/件 | 枚数によって変動 | 〜100円/件 |
データ化の時間 | 数秒 | 数分 | 数秒 |
無料トライアル | 可能 | 可能 | 可能 |
オペレーター確認 | なし | なし | なし |