請求書の請求日や発行日や支払期限のタイミングはいつにすればいいか
請求書には、締日・請求日・発行日・支払期限といった、いくつかの日付が記載されます。
入金処理をスムーズに行うためには、どの日付も大切なものです。
特に、請求書を発行する側は請求日や発行日、支払期限の正しいタイミングを理解しておかなければいけません。
今回は、請求書の重要な日付とタイミングについて説明していきます。
請求書に記載されているさまざまな日付のタイミング
まず、請求日についてです。請求を行う日がそれにあたります。
決して、請求書を作成した「作成日」ではないので注意してください。
「発行日」や「締日」といった表記も、同じ意味で使われます。
実務的には、どれかが記載されていれば問題ないでしょう。
サービスの提供や商品の受け渡しが終了すれば、請求書はいつでも発行が可能です。
しかし、先方の締め日に合わせて請求日を設定するのが一般的です。
次に、支払期限です。
多くの企業では「月末締め翌月末払い」や「月末締め翌々月末払い」といった支払いサイクルを設けていますので、理由がなければ先方の支払いサイクルにあわせて期限を設定するのがいいでしょう。
支払期限は日付の中で特に重要なため、必ず先方とすり合わせるようにしてください。
請求方式は都度方式か掛売り方式
では、日付を決めた請求書はいつ先方の手元に届けばいいのでしょうか。
請求方式は、2つあります。
納品や取引のたびに請求をする「都度方式」と、一定期間の取引をまとめ、支払いサイクルにのっとって請求をする「掛売り方式」です。
「都度方式」と「掛売り方式」のどちらが適切かは、相手方に確認します。
多くの企業では、何度も請求書が届くと処理が度重なり非効率になるため「掛売り方式」を採用しています。掛売り方式の場合、締日からできるだけ早く請求書を送付するのがマナーです。
まとめ
請求書には、たくさんの日付が記載されています。
しかし、それらは業務の実態に即した日付であるとともに、請求書を受け取った側が、入金処理を円滑に進められるものでないといけません。
請求書を作成する際は、それぞれの日付の意味や役割を正しく理解することが重要です。